1 :名も無き被検体774号+:2022/05/05(木) 17:57:04 ID:oIhuehT400505.net

書き溜めてあるので立ったら書かせて貰います



4 :名も無き被検体774号+:2022/05/05(木) 22:08:21 ID:fM76C03d0.net

生きてる人間が一番怖いんだぉ



5 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:17:13.49 ID:pqYehXcJ0.net

すまぬ。
寝ちゃってた
ありがとう



6 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:18:36.84 ID:pqYehXcJ0.net

【八尺様】
ある春の日に私は
いつものように「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ……」
と言いながら生垣を通り過ぎた時のことです。
なにか視線を感じるのです。



7 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:19:13.85 ID:pqYehXcJ0.net

横目でそちらへと意識を向けると
高校生くらいの男の子が
こちらを見ているのです。
彼はきっと私のことが
好きなのだろう。



8 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:19:45.25 ID:pqYehXcJ0.net

だから熱っぽい視線を向けているのだろうと
私は思い、その夜に彼を迎えに
行くことにしました。
時刻は午前1時を指したあたりでしょうか。



9 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:20:08.20 ID:pqYehXcJ0.net

突然訪れると彼を怖がらせてしまうかも
知れません。私まず彼と親しい祖父らしき
男の声を真似て接触を図ることにしました。



10 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:20:28.63 ID:pqYehXcJ0.net

彼のいる窓ガラスへと向かい
「おーい大丈夫か。こっちに来てもいいぞ」
と私は声をかけるのです。
トントンと彼の足音がなり、窓一枚をへだてて彼の存在が確かに感じられました。



11 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:20:46.92 ID:pqYehXcJ0.net

幸せでした。
けれど、彼は窓を開けるどころかカーテンすらも開いてくれません。
もしかすると彼は私が来たことを分かっていないのかもしれません。



12 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:21:02.17 ID:pqYehXcJ0.net

なにか、彼に私だと伝える方法は無いのか悩んだ末に昼間に彼に聞かれた独り言を呟く事にしました。
「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」と呟きながら窓ガラスをノックしました。



13 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:21:17.00 ID:pqYehXcJ0.net

どれだけ時間が経過しようとも彼がその窓を開けてくれることは無かったのです。
しばらく経つと太陽が登りつつあります。
朝です。私は悲しくなりました。



15 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:21:51.00 ID:pqYehXcJ0.net

私は彼らにも少し心が揺すり動かされたのですが彼への思いを断ち切ることが出来ません。
そんな葛藤をしていると彼が家の中から現れたのです。俯いて祖父に手を引かれながらの彼は元気がなさそうでした。



18 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:22:39.51 ID:pqYehXcJ0.net

進む車を必死に私は追いかけました。
転けそうになりながらも必死に必死に彼と言葉を交わしたい、それだけを思って私は走るのです。
「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ …」



19 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:22:55.56 ID:pqYehXcJ0.net

思い出して、私です。私です。
車に追いつき横からのぞき込みます。
彼が薄目を開けてこちらを見ていました。
彼の瞳には私の白いワンピースが映っていました。彼の為にと用意した一張羅。



20 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:23:12.91 ID:pqYehXcJ0.net

最後になにか言って欲しくて私は懸命に窓をノックするのです。
「コツ……コツ…コツ」と虚しい音だけが響くのです。
そのまま彼は行ってしまいました。



21 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:23:29.48 ID:pqYehXcJ0.net

結局彼からは名前も最後の言葉も私の中には残されなかったのです。
辺りには「ぽぽ…ぽぽっ……ぽ……ぽ」という悲しい音だけが響くのでした。



22 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:24:11.64 ID:pqYehXcJ0.net

誤字脱字あったらすまん。
思い立って適当に書いたから薄いがみんなも創作したら
見せて欲しい



23 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:24:28.35 ID:y23himpJ0.net

おしまい?
展開速くてワロタ

何て悲しい物語なんだ
涙が出てきた



24 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:26:10.65 ID:pqYehXcJ0.net

短いのは許してくれ。
フル尺だと長くなりすぎる�亊



25 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:26:54.84 ID:y23himpJ0.net

いや全然気にならないんだけど
おしまいのしるしとかあると分かりやすいかなって



26 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:26:56.53 ID:pqYehXcJ0.net

誰か文才ある方の怖い話【妖怪視点】を読んでみたい。
お暇な方は頼みます



27 :名も無き被検体774号+:2022/05/06(金) 00:27:34.42 ID:pqYehXcJ0.net

おしまい忘れてました�亊



元スレ https://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1651741024/